疎遠であった甥・姪との間で遺産分割協議を成立させ、相続税申告の手続もサポートした事例

ご相談内容
お悩み
疎遠である相続人間で遺産分割や相続税申告を行いたいが、自身では対応できない。
ご依頼者さまの状況
依頼者:70代女性
相手方:甥や姪
依頼者さまの姉が亡くなり、甥や姪を含め、共同相続人6名で遺産分割を行う必要がありました。
しかし、依頼者さまは甥や姪と元々疎遠であり、中には全く面識のない方もおり、依頼者さま自身も高齢であったため、自身では遺産分割協議を行うことが困難な状況でした。
また、全ての遺産を把握できておらず、遺産を調査する必要があり、また、他人に賃貸中の不動産も存在しており、どのように対応すべきか困られていました。
さらに、遺産総額が9000万円以上あったため、相続税申告も必要でしたが、どの税理士に申告手続きを依頼するかも悩まれている状況でした。
解決方針
弁護士が代理人として、亡くなられた方の遺産を調査し、他の相続人の方と遺産分割協議を行う形でご依頼をお受けしました。
また、弊所と連携している、相続税申告を行う税理士事務所を紹介し、申告手続を進めることにしました。
結果
遺産調査の結果、古い預金口座などが新たに判明し、遺産の全容を把握することができました。
また、賃貸中の不動産を購入してくれる不動産業者を探し、売却代金を分割する方法で処理することができました。
最終的に、弁護士がすべての遺産を整理し、疎遠であった相続人とも連絡を取り、共同相続人6名で遺産分割協議を成立させ、遺産を分配しました。
相続税申告の手続きに必要な資料も弁護士が収集し、税理士事務所へ共有し、スムーズに申告手続きを完了させることができました。
弁護士よりコメント
相続人の数が多かったり、互いに面識がないと、相続人間での対立が激しくない場合でも遺産分割が上手く進まないことがあります。
弁護士が間に入って、遺産を整理し、疎遠だった相続人の間を取りまとめることにより、スムーズに遺産分割協議を進められたケースでした。
また、相続税申告の手続きは、税理士に依頼した場合でも様々な書類を自身で収集する必要があり、負担が大きいですが、弁護士に遺産分割を依頼していただくことで必要書類の収集をお手伝いすることができ、税理士事務所とのやり取りもスムーズに行うことが可能になったと思います。
上記事例ではご依頼者さまのプライバシーに配慮し、ご相談内容や個人の特定に繋がる情報の一部を改変しております。

相続のお悩みは、大阪府枚方市のひらかたエール法律事務所へご相談ください。話すだけで「気持ちや状況を整理できて安心した」という方は少なくありません。弁護士がお話をじっくり聞き、不安な気持ちを抱えるあなたの味方になります。